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当院のアトピー性皮膚炎治療
われわれは、日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎治療指針に基づいて、医学的根拠のある標準的な治療をおこないます。つまり、日本を代表する大学病院など基幹病院と全く変わらないオーソドックスな治療です。具体的には、スキンケアとともに、ステロイド外用剤を第一選択薬剤とした薬物治療をおこないます。
最近では少なくなりましたが、ステロイド有害説を唱える人は「リバウンド」といって、ステロイド外用剤を中止した時に皮膚炎が悪化することを強調しています。ところが現在、外用薬ではリバウンドは起きないというのが定説であり(ステロイド内服ではあり得ます)、単に外用薬を中止したことによる症状悪化のことをリバウンドと呼んでいるだけのことです。
治療を中止すれば症状が悪化するのは当たり前でしょう。
もはや軽いアレルギー症状が出るのは日本人の基本体質です。というよりこれからアレルギー体質は全人類の標準体質になると思われます。アレルギー体質を予防出来るのが理想ですが、現状では困難であり、根拠のない極端なことはしない方がいいのではと思います。また、そういった医学的に根拠のない治療はお金がかかるようです。
そもそも、アトピー性皮膚炎の最も重要な原因は、乾燥肌による皮膚バリアー機能の破綻です。「アレルギー病」というイメージは捨てて、主に保湿と塗り薬によるバリアーの改善とその維持につとめましょう。
副作用が少なければ少々薬に頼ってもよいのでは、と良い意味で気楽に考えていただきたいと思います。言い換えると、薬を塗ればおさまる程度のアトピーであれば、薬を塗っておさえておけばいいのです。アトピー性皮膚炎は、完治しないが適切な治療で上手くコントロールすればよいということを強調します。
- by admin
- 2008年05月12日 15:07

