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アレルギー体質だからといって、アレルギー症状が出るとは限らない
現在、わが国では半分以上の人がダニアレルギーを持っていますが、大部分の人はほこりっぽいところでくしゃみ・鼻水が出る程度。ところが、代表的なアレルギー病である喘息患者は、気道のバリアーが破壊されているから、ダニを吸い込むと喘息発作を発症します。
なぜなら、通常は気管支の内側を覆っている粘膜細胞の脱落が無ければ、ダニアレルゲンが体内入り込まないので、決してアレルギー反応が開始しません。ところが、ウイルスなどの呼吸器感染症によって気道粘膜上皮細胞が脱落し、気道のバリアー機能が破壊されると、アレルゲンが体内に入りやすくなります。これが風邪をきっかけに喘息発作を生じるしくみです。
一度傷ついたバリアーが回復する前に喘息発作を起こすとまたバリアーが破壊され、これを繰り返しているうちに気道は細く狭くなり、呼吸困難を生じやすくなってしまいます。このような構造の変化、変形をリモデリングといいます。このことを防ぐには、治療薬を積極的に用いて炎症を生じないように管理し、元に戻らないような気道の変化を生じさせないことです。
- by admin
- 2008年05月12日 15:59

