中野山王皮膚科クリニック 八王子市 皮膚科 美容皮膚科 夜間診療

平成21年1月19日 開院予定
診療科目 皮膚科 形成外科 美容皮膚科

  1. ホーム
  2. 美容皮膚科
  3. シミ治療

シミ治療

■シミの多くは塗り薬で治すことができます。

シミは医学的にいくつかの診断名に分類されます。
大まかに、加齢とともに生じる円形のシミを日光黒子(老人性色素斑)と言い、30歳前後の特に妊娠・出産を契機に両頬に広く左右対称にできる淡いシミを肝斑と言います。頻度が高いこれら二者を中心に、診断別シミ治療法を解説します。


■日光黒子(老人性色素斑)
 最も頻度が高いこのシミは、ビタミンA関連物質(レチノイド)の一つであるトレチノインと、歴史のある美白剤であるハイドロキノンを塗る治療が第一選択です。(ハイドロキノンだけを外用しても、肉眼的に確認できるほどシミが薄くなることはまれです。)
 シミの部分だけに外用しても、全顔に外用して美白しても構いません。治療期間は4〜8か月が目安です。ただし、トレチノイン治療は発赤・むけなどの皮膚刺激作用を伴います。この治療期間も通常通り、お化粧は可能です。

HP%E7%94%A8%E6%97%A5%E5%85%89%E9%BB%92%E5%AD%90%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%8D.jpg HP%E7%94%A8%E6%97%A5%E5%85%89%E9%BB%92%E5%AD%90%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%BE%8C.jpg

■肝斑
 肝斑は診断が難しく、またその医学的な定義もやや曖昧ですが、肝斑と診断されるもののうち約半数はトレチノイン・ハイドロキノン外用が有効です。外用療法が無効な例でも、多くの場合、ビタミン剤・トラネキサム酸などの内服薬が有効です。
 したがって、最初からトレチノイン治療と内服薬を併用します。自身の経験では、およそ8割の患者様は多少なりとも改善しています。
 このタイプのシミは、存在しているにもかかわらず、患者様自身が自覚されていないことがあります。

HP%E7%94%A8%E8%82%9D%E6%96%91%E5%85%B8%E5%9E%8B%E4%BE%8B.jpg


■そばかす(雀卵斑)
 鼻背を中心とした細かい色素斑を一般にそばかすと言いますが、厳密にはそばかすは小児期からあるもので、大人になってから生じたものは上記の日光黒子であることが大部分です。
 これも治療はトレチノイン治療が第一選択です。

■老人性いぼ(脂漏性角化症)
 やや盛り上がったシミの多くはこれです。治療は、凍結療法を週1回で2,3回繰り返します。炭酸ガスレーザーで焼灼する場合もあります。
 これらの治療の後に色素沈着を残すことも多く、その場合はトレチノイン療法をおこないます。

■太田母斑、異所性蒙古斑
 これらはいわゆるあざで、メラニン色素が皮膚の深いところにあります。外用剤は無効なため、Qスイッチレーザー治療が必要になります。入れ墨も、皮膚の奥深くに色素があるという点で同じ治療法になります。
 頻度は低いですが、この場合、勤務する大学病院で治療をおこないます。


■問題は、シミの深さ

 シミ治療の最大のポイントは、シミの存在する深さです。皮膚は表面を表皮、奥を真皮と言います。シミが表皮、すなわち浅いところに存在していれば、大部分は外用薬で治療が可能です。年齢とともに、しばしば丸く境界がはっきりとした茶色いシミが生じますが、それらの多くは表皮に存在するので、塗り薬で落ちることが多いのです。
 一方、青っぽいあざ(蒙古斑、顔面では太田母斑)、人工的な入れ墨など、シミが真皮、すなわち皮膚の深いところに存在する場合はレーザー治療が必要になります。ところが、これらは決して多くはないので、実はシミ治療にレーザーが必要な場面は多くありません。
 シミ治療は診断が大切であり、美容皮膚科に詳しい皮膚科専門医の診察が必要です。
 なお、一般販売用化粧品は刺激が少ない分、しみ取り効果も高いとはいえません。より高い治療効果を得るためには、医療機関で治療を受けるしかありません。


  • by admin
  • 2008年07月19日 23:35